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イベント59 提出用 投稿者:さくらつかさ@FVB王 

フォーマット

○作戦

○SS

○RP

○イラストURL

2007/03/18(Sun) 01:49:24  [No.7]


基本作戦 投稿者:さくらつかさ@FVB王 

○コンセプト

 サイボーグ、侍、I=D等の得意分野である近接戦に持ち込んで決戦を行う。

1.偵察
I=D部隊による、敵位置と敵編成、行動進路の確認。

2.誘導
敵は、たけきのこ、王城を目的として進軍中と考えられる。
うまく近接に持ち込む交戦環境を設定する。

3.殲滅
I=D近接戦を中核とした一斉攻撃。

○詳細

1.偵察
 I=D部隊による偵察。
 歩兵部隊(チル)はマップ中央の山道の街道を侵攻するものと予想される。
 敵航空戦力(アウドムラ)の侵攻ルートは不明。
 チルの支援として山道を低空で随伴するか、搭載していると思われるオズルを王城付近に揚陸するものと想定される。
 よってアウドムラ侵攻ルートは山道を低空飛行、山道の上を超える、海側への迂回が予想される。
 以上の地域を前提として偵察を行う。

2.誘導

2−0.前提

王宮付近の地下空洞に、あらかじめ爆発物をしかけておき、リモコンで陥没を可能にしておく。(地下一層は天然の洞窟利用のため爆破は容易)
基本はマップ中央の山間街道、頂点を降りて下りになるあたりに布陣。
敵軍が峠を越え、坂を下り始める部分でこちらの攻撃を届かせることで、峠の向こうに存在する敵の射線を妨害し、効果的に近接線に持ちこむ。

開始時点で敵がすでに、峠を越えて王宮に迫っている場合は、王城に布陣し、陣地効果を得る。
王城の前の田畑の地点も地下は爆発物を仕掛けて手動で爆発出来るようにしておく。

2−1.対地上部隊
敵が通過した時に地下空洞を爆破し、陥没へ引き込む。足を止めた敵に一斉襲撃。近接戦&0距離戦闘に持ち込む。

この地下空洞爆破を陣地相当として利用。

2−2.対空中部隊
対地上部隊は地上、森にて簡易対紫外線・赤外線網の下で隠密待機。
地下爆破の混乱と粉塵に乗じて接敵。
I=Dは飛行接近。歩兵はゴーストドッグによる兵員輸送。サイボーグ、宇宙侍は、直接の射出で着艦強襲を行い、近接戦に持ち込む。


2−3.対アラダ
直接の目視は避ける。
I=Dは外部モニターを使わず、計器で戦う。
I=Dは同士討ちを防ぐためにヒットアンドアウェイで間を空けずに2マンセルで順次、ソードで斬りつける。

2−4.ジャミング
可能であれば、理力パルス兵器を使用し、敵のセンサー、通信をジャミング。遠距離戦を封じて、近距離での殴り合いに持ち込む。

3.殲滅
 以上の戦術に基づく、部隊の編成と、基本的な能力値等。

4.撤退

 地上戦闘で明確な劣勢となった場合、たけきのこ藩王を護衛する部隊は撤退開始。
その他の部隊は地下道が使用可能な状態であれば地下道へと移動、分散して撤退開始。
 地下道へ撤退した部隊を敵が追ってきた場合、船渠へと通じる河川の地下水脈、およびその地下水脈が繋がっていると思われる湖と海を隔てる部分を破壊。地下道へ海水を引き込むことで敵部隊に対し水攻めを行う。この際、地下道の隔壁閉鎖などで敵部隊との間に十分な距離をとること。
 地下道へと水が流れ込み始めたら、撤退した部隊は地下道南側の大工廠および工廠に存在するであろう物資運搬リフトで地上へと離脱、撤退。

2007/03/18(Sun) 01:50:17  [No.8]


戦闘序列(部隊編成) 投稿者:さくらつかさ@FVB王 



http://namelessworld.natsu.gs/sakura/wan/komachi.xls
すいません。URLになります。

2007/03/18(Sun) 01:52:50  [No.9]


偵察 投稿者:さくらつかさ@FVB王 

○作戦

○SS

○RP

○イラストURL

2007/03/18(Sun) 01:53:32  [No.10]


提出SSまとめ(12時時点) 投稿者:時雨 

○SS
Fvb
汎用
「それでは皆行くぞ!」
偵察開始の声がかかる。
「根源力3000以下のものはコパイを含めてモニター以外を見るでないぞ。」←さくら
「了解」←王犬○○
そんなことを言い、窓を閉めつつ、移動を開始する。

(制限時間ぎりぎりまで準備をしていたおかげで、リアルタイム進軍であれば敵の位置は山間部に当たる。それかもう目の前だ。)
そう時間はかかるまい。静かに、そして素早く移動をする。

ある程度、予知夢で場所が絞られているとはいえ、最後の頼みは人の目である。

「目的ポイントに到着。そーら探せー!」
そして一斉に捜索が始まる。

歩兵用
http://namelessworld.natsu.gs/sakura/wan/BATTLE_BBS/wforum.cgi?no=18&reno=10&oya=7&mode=msgview

I=D用
http://namelessworld.natsu.gs/sakura/wan/BBS/wforum.cgi?no=1286&reno=1281&oya=1270&mode=msgview


キー:1111

2007/03/18(Sun) 12:04:15  [No.18]


RP素材(18時時点) 投稿者:時雨 

になし藩国

・偵察用(通信してる)
29-001:になし:「そちらの方角にいる可能性が高いとの情報部の分析だ。頼むぞ。オクレ」
29-001:になし:「各機、距離を一定に保ちつつ周囲を探れ。オクレ」
29-001:になし:「目標を探すのが目的だ、見つけても手を出すなよ。オクレ」
29-001:になし:「通信を一時遮断する。作戦通り頼むぞ。オクレ」

・偵察
29-025:ハイネケン:「了解、偵察行動を開始します」
29-025:ハイネケン:「各種センサーの反応を見逃さないように。アラダ対策に外部カメラは全部切ってくださいね」(コパイの犬士へ)
29-025:ハイネケン:「こちら3番機・ハイネケン、センサーに反応多数!」
29-025:ハイネケン:「こちら3番機・ハイネケン、センサーに巨大な反応を確認!」
29-025:ハイネケン:「こちら3番機・ハイネケン、センサーに反応無し。次の指示を願います」
29-025:ハイネケン:「了解、距離を保ちつつ監視を続行します」
29-025:ハイネケン:「了解、僚機と合流、帰還します」
29-025:ハイネケン:「了解、次の偵察ポイントへ向かいます」
29-025:ハイネケン:「敵に気付かれました!離脱します!」

29-010:瑠璃:「こちら騎士隊、瑠璃です。偵察了解、目視にて偵察しますー」
29-010:瑠璃:「司令部、こちら騎士隊、目標発見できません」
29-010:瑠璃:「司令部、目標補足。指示を待つ・・・!」

29-021:九重 千景:「偵察、偵察…う、双眼鏡忘れてもた。誰か貸してくださいー」
29-021:九重 千景:「皆様、2人以上で組になって死角を補いつつ進む感じでお願いしますー」

29-017:月空:「同じ所を探しても意味ないですね。では、私はあっちを」
29-017:月空:「見たら死ぬ奴がこっちに来ませんように…」

29-016:芒:「こちら芒、異常なしですよ〜」

29-006:若月宋一郎:「音を消して、気配を消して、連携を忘れない、と。帝国I=Dが紙ならば、紙ならではの身軽さと言う奴を見せてやりましょう」
29-006:若月宋一郎:「直視は厳禁、計器におまかせ、と。忘れないようにね、皆さん」

29-011:玲瓏堂:「こちら玲瓏堂、敵影発見されず。指示を待ちます」
29-011:玲瓏堂:「敵発見、攻撃準備!」
29-011:玲瓏堂:「見つかった、一旦引きます」

ビギナーズ王国
22015:森薊:「慎重にいきましょう。ものすごく責任重大ですよー」

2007/03/18(Sun) 12:10:41  [No.19]


陣地構築 投稿者:さくらつかさ@FVB王 

○作戦

○SS

○RP

○イラストURL

2007/03/18(Sun) 01:54:13  [No.11]


提出SSまとめ(12時時点) 投稿者:時雨 

越前藩国

「今回の戦闘。陣地構築が鍵を握ることだろう。
私は熱望する。君達の活躍を。
そして私は確信する。君達がそれを成し遂げる事を!」

出発前に、司令官より告げられた言葉を胸に、陣地構築部隊は急ピッチで作業を進めていた。

敵進路が予測された後、指示された場所に急行し、その場に最適の陣地を構築する。
言葉にすればこれだけだが、実際の作業は困難を極める。

だが幸いな事に、今回戦場となる藩国内各地の地形、地質、地盤についての詳細な情報が事前に知らされている。

越前藩国の誇るセンサー網とその管理技術を生かした結果だ。

予想される敵侵攻路において、陣地構築に最適と判断された地に到着した。
作業監督官の的確な指示のもと、各員の経験を生かして作業は進められた。
ある者は農業で鍛えた地面との付き合い方を示し。
ある者は手馴れた動きで大型機械を操る。
またある者は現場に合わせて適宜修正案を生み出し監督者に提案する。

各員が「国を守る」というひとつの意思の元、自分に出来る最大限の努力を尽くした結果、急造とは思えぬ堅固さの陣地が完成した。
確認された敵の武装は詠唱戦闘および琴弓が主であったことから、特に遠距離攻撃からの防御に力を入れた構造となっている。

最後に監督者は各員の検討を称えた後、慣例に従い陣地に表札を立てた。

表札には遥か古の言葉でこう書かれている。

「正義の砦、出張所」と。

2007/03/18(Sun) 12:22:09  [No.22]


RP素材(18時時点) 投稿者:時雨 

になし藩国

・陣地構築
29-025:ハイネケン:「了解、作業開始します」
29-025:ハイネケン:「隊長、この資材はどちらへ?」
29-025:ハイネケン:「作業完了しました、次の指示をお願いします」

29-010:瑠璃:「おーまかな作業はI=Dに任せてこっちはこっちで細かい作業しましょうか」
29-010:瑠璃:「隠蔽するにはなかなか良い遮蔽ですね〜」
29-010:瑠璃:「此処ならそう簡単に突破できなさそじゃありません?」
29-010:瑠璃:「わわ、さぼってませんよう、お仕事してますっ」

29-021:九重 千景>「……力仕事、苦手やのに…」

29-017:月空:「えーと、これはあっち…重いぃー」

29-016:芒:「あ!それはこっちに。そこのはあっちに運んでくださ〜い」

29-006:若月宋一郎:「なんかニューワールド来てからこっち、土木作業してる方が多い気がしてきましたよ」
29-006:若月宋一郎:「もう慣れてしまいましたねえ、土木作業も。学生なんてそんなもんさー、とくら」
29-006:若月宋一郎:「それはこっち持ってきて、まとめて引き受けるから!」

29-011:玲瓏堂:「一つ積んでは国のため、二つ積んでは姫のため……」
29-011:玲瓏堂:「重いものはこちらへ、私が持って行きましょう」

ビギナーズ王国
22015:森薊:「♪ひとつ積んでは父のためー ふたつ積んでは母のためー」

2007/03/18(Sun) 12:23:58  [No.23]


移動 投稿者:さくらつかさ@FVB王 

(0000)
○作戦

○SS

○RP

○イラストURL

2007/03/18(Sun) 01:55:33  [No.12]


提出SSまとめ(12時時点) 投稿者:時雨 

越前藩国

一団の若者達が、戦場を駆けて行く。

本来ならば、夢と希望に満ちた未来を思い描き、青春を思う存分に謳歌する年頃の若者達である。
しかし、彼らは時代の要請に応え、私情を断ち切って戦装束に身を固めた。
泣きごとも、恨みごとも言わず、残してきた人々の平穏をひたすらに願いながら、
敵の蹂躙から祖国を護るために、圧倒的な敵に向かって突撃して行った。

「……おい。この戦い、どうなると思う?」

「そうですね……何か奇跡でも起きればなんとかはなりますね。
……まぁ、滅多に起きないからこそ、奇跡って言うんですけどね」

「待てよ。そりゃ違うだろ?
絶望的な状況で、それでも諦めずに全力を尽くしたからこそ、その結果を奇跡って言うんだぜ?
何もしないで上手くいっちまったら、ありがたみもクソもねぇ。そんなもんは『ただの偶然』って言うんだ」

「そうです!奇跡は起きます! いえ、私達が起こしてみせます!
だって……お話の中でくらい、ハッピーエンドが見たいじゃないですか。
物語っていうのは、幸せな結末を夢見て生まれたんだと、私は思います。
……だから、私達は」

「「――ハッピーエンド以外は認めない!」」

「……やれやれ、暑苦しい方々だ」

「お前だって嫌いじゃないだろ。こういうの」

「何でそう思うんです?」

「だって、顔が笑ってますもん!それも、すっごく楽しそうに!」

「どうやら私にまであなた方の熱が移ってしまったようですね。
……よろしい。奇跡を起こしに行きましょう。ハッピーエンドを迎えるために!」

「「応!!」」

2007/03/18(Sun) 12:18:57  [No.20]


RP素材(18時時点) 投稿者:時雨 

になし藩国

・移動
29-025:ハイネケン:「了解、徒歩行軍を開始します」
29-025:ハイネケン:「了解、ジャンプロケットを使用し急速移動します」
29-025:ハイネケン:「FVBって綺麗な国ですね…いつかゆっくり観光したいですし、絶対に勝ちましょうね」

29-006:若月宋一郎:「これより移動開始、計器飛行に移行。直視計器は閉鎖します。どうぞ」
29-006:若月宋一郎:「パイロットの基本中の基本、それは移動。いや何回復習させられたんだか……いや、今になってみれば、教官に感謝しないとなあ」

ビギナーズ王国
22015:森薊:「移動は無駄なく迅速に、でしたっけ。お給仕で叩き込まれましたねぇ」

2007/03/18(Sun) 12:20:00  [No.21]


戦闘1 投稿者:さくらつかさ@FVB王 

フォーマット(0000)

○作戦

○SS

○RP

○イラストURL

2007/03/18(Sun) 01:56:08  [No.13]


提出SSまとめ(12時時点) 投稿者:時雨 

越前藩国
http://www27.atwiki.jp/echizen/pages/22.html

敵が攻撃動作に入る。

それを見た瞬間、本能が告げる。
目前に迫るのは“死”であると。

危険、きけん、キケン!
避けろ、かわせ、逃げろ、逃げろ、にげろ、にげろ、ニゲロニゲロニゲロニゲロ!

本能の警告に従い、後先を考える間もなく全力でその場を離れる!

だが……遅い。

敵は冷徹な目でこちらを見やる。
何故だかわかった。アレは、「もう死んだもの」を見る目だ……!
そのまま攻撃動作を完成させる。

直前に、敵の注意がそれた。

仲間からの支援攻撃。
敵の注意がそれたのは一瞬だけだが、今はその一瞬が命綱!

刹那の思考の只中で、身体は全力を超えた死力を持って、敵の攻撃軌道より離脱した。

よけ藩国
http://eyedress.at.webry.info/200703/article_69.html

ざわめきに包まれた新兵器から目をそらすと、よけ藩国歩兵部隊は眼前の敵軍に意識を集中した。

 『引き金を引くタイミングは同時に。』

 まったく信用はできないが、あの新兵器に興味が向かったおかげで、予想された犬との対立はほとんど無く、むしろ毒気がぬかれて順調なほどだった。

 淡い緊張感から抜けきることはできなかったが、それでもやはり同じ感情を持つと、意思の疎通がスムーズになる。
 
 よけ藩国民はわりと犬が好きだった。
 藩国にたどり着いた「うにょ」という名の、亡国のメードに国を挙げてノックアウトされている節がある。

 通信機から射撃命令が出る。一呼吸の間に弾丸が雨のように敵に降り注ぎ、呼吸が止まるほどの爆音が響いた。

 訓練された体が反射的に敵を打ち抜き、吹き飛ぶ泥にまみれながら、隣の犬の部隊から小さな声が聞こえてきた。
 
 『どこかの誰かの未来のために』

 笑う。まさにウワサに違わぬヒロイックな台詞。これは負けてはいられない。部隊長が唱和する
 
 『どこかの誰かの未来のために!』
 
 さざ波のように言葉が広がり、詩のように響いていった。

【記録音声】
 戦争だ、戦争だ。

 連戦に継ぐ連戦で、歩兵部隊の隊員の心身はすさみきり、とぎすまされている。
 まさに戦闘精神モード。銃声が福音にすら聞こえる。
 
 戦争だ戦争だ。
 目的はもはや全て無く、ただ眼前のチルを粉砕する。
 圧倒し、爆砕し、粉砕し、それでも尚足りぬならば、骨の髄まで絞り出し、荒れ野骨で武器を作ろう。
 さあ、戦争だ戦争だ。
 銃口を並べ、晒すようにとチルたちに弾丸を叩き込み、詩を詠おう。
 よけ国FVBのいいところー、もっとわしたち見てみたいー!

 詩に合わせて砲撃連打。衝撃波が壁になって敵の攻撃をそらした。
 そらされた道には進軍路。突撃の瞬間であった

2007/03/18(Sun) 12:39:00  [No.26]


RP素材(18時時点) 投稿者:時雨 

○になし藩国

・近接戦
29-025:ハイネケン:「了解、砲を投棄、抜刀突撃します!」
29-025:ハイネケン:「連携攻撃了解、1・2の、3!」
29-025:ハイネケン:「TK53ソード・展開!ハラワタ…は有るんでしょうか連中?ま、何でもいいですからブチ撒けなさい!」
29-025:ハイネケン:「一匹二匹じゃ物足りません!次にブった斬られたいの!前に出なさい!」

29-010:瑠璃:「さぁ、見せ場がきましたよー。お仕事お仕事」
29-010:瑠璃:「姫のために、王のために、信じる正義の為に。ごめんなさいね、あなたの正義は此処で絶ちます!」
29-010:瑠璃:「抜刀、構え。蹂躙せよ!」
瑠璃>「あの程度でこの鎧が貫けるわけないです、乱戦上等ー!」

29-021:九重 千景>「主役のサポートに回ります。理力使いの皆様は敵の隙を作る、味方への攻撃を防ぐ事を主眼にお願いしますー」

29-017:月空:「…一人でも多く生きて帰れますように」
29-017:月空:「間近で見ると怖っ」

29-016:芒:「事務方なのに・・・事務方なのにー!」

29-006:若月宋一郎:「エプロン・ナイツの技の冴え、見せてやりますよ! ……えーと、コパイのお二人、お願いしますね」
29-006:若月宋一郎:「はい。ここからが私たちの見せ場と言う奴です。近接プログラム起動、叩っ斬れ!」

29-011:玲瓏堂:「になし藩国剣士玲瓏堂、参る!」
29-011:玲瓏堂:「これぞ我が本領……溜まった鬱憤、晴らさせて頂く!」
29-011:玲瓏堂:「抜刀突撃!切り崩せ!」
29-011:玲瓏堂:「呼吸合わせ!連携攻撃陣形!」


・遠距離戦
29-001:になし:「理力部隊、全火力を余の射撃の周りに集中しろ!」
29-001:になし:「まだだ、敵を限界まで引き付ける。合図まで耐えろ……」

29-025:ハイネケン:「了解、目標正面、弾種徹甲、砲撃準備開始します」
29-025:ハイネケン:「了解、目標遠方、弾種榴弾、砲撃準備開始します」
29-025:ハイネケン:「あ、私数学苦手なんです。弾道計算そちらでお願いできますか?」
29-025:ハイネケン:「7番機・ハイネケン、砲撃準備完了」
29-025:ハイネケン:「次弾装填、評定確認、弾道修正、撃てっ!」
29-025:ハイネケン:「轟く砲音、響く反動。ふふっ、砲戦も中々悪くないですね」

29-010:瑠璃:「しょーじき出番無いんですけどねー・・・あ、補給イリマスカ」
29-010:瑠璃:「踏みこまれてからが勝負。今はまだ・・・堪えなきゃ」

29-021:九重 千景>「正念場ですよー、気合いれていきましょー」
29-021:九重 千景>「神様、姫様、どうかご加護を…撃てーっ!」
29-021:九重 千景>「たかがハードの優劣で勝負が決まるなら……えーっと、なんやったっけ。とにかく強いからって勝てると思うなよ、ちくしょー」

29-017:月空:「遠距離戦準備よし。いつでもいけます」
29-017:月空:「火力を集中します」

29-016:芒:「方位誤差修正完了〜っと」
29-016:芒:「光学式魔方陣展開〜、発射準備か…(カキカキ)か、完了です!何も問題は無いですよ!」
29-016:芒:「理力使いの本気をお見せしましょう〜」

29-006:若月宋一郎:「有視界でのドッグファイトとかじゃないんです、計器に任せれば良いんだから、気軽にね」
29-006:若月宋一郎:「ランス砲撃ちます! 使いどこはここだ、撃ちまくれ!」
29-006:若月宋一郎:「やっぱりイタさんのデザインしたランスのフォルムは最高だなあ。さて、使わせてもらいますよ!」

29-011:玲瓏堂:「これも戦術とは言え……やはり砲戦は手応えがありませんね」
29-011:玲瓏堂:「下手な鉄砲も数撃てば当たります!」

ビギナーズ王国
22015:森薊:「……あんまり狙いを定める必要はなさそうですねぇ」

2007/03/18(Sun) 13:02:18  [No.31]


戦闘2 投稿者:さくらつかさ@FVB王 

フォーマッと(0000)

○作戦

○SS

○RP

○イラストURL

2007/03/18(Sun) 01:57:00  [No.14]


RP素材(18時時点) 投稿者:時雨 

回避系をこちらにまとめます

・回避
29-025:ハイネケン:「敵弾!?回避っ!…ふう、なんとか避けられましたか」
29-025:ハイネケン:「遅い遅いっ!それじゃ私とは踊れませんよっ!」

29-006:若月宋一郎:「振り切れ振り切れっ、脚はこっちのほうが早い!」
29-006:若月宋一郎:「うわこっち来た! 地形利用して防御、退避退避ーっ!」

ビギナーズ王国
22015:森薊:「止まったら危険です、とにかく動きましょうっ!」

2007/03/18(Sun) 18:15:12  [No.33]


整備 投稿者:さくらつかさ@FVB王 

整備フォーマット(0000)

○作戦

○SS

○RP

○イラストURL

2007/03/18(Sun) 01:57:37  [No.15]


撤退 投稿者:さくらつかさ@FVB王 

撤退:フォーマット:(0000)

○作戦

○SS

○RP

○イラストURL

2007/03/18(Sun) 01:58:25  [No.16]


提出SSまとめ(12時時点) 投稿者:時雨 

越前藩国

最悪だ。
目的を叶えるには、危険な戦場を突っ切って移動しなければならない。
そして彼女は何があっても守るべき存在だ。

だから。

『命令する。お前らの命に代えても彼女を護れ!!』

「「「Sir ! Yes,Sir !」」」

「すいません。皆さん……!」
守られる女は、半泣きになりながら謝る。
「私に、力が、無いばっかりに……」
悲痛な嘆きに、通信の声は答えない。
応えるべきは、併走する者達であるからだ。

一人の男は、琴弓の矢を間近に受けつつ言った。
「あんたに力がねぇだって? そんなことはねぇさ。それとも―」

えぇ。と他の誰かが頷き、敵の攻撃を受けて震動する大地の上を駆け抜けながら続ける。
「―私達は、貴女の力に、なれないのでありますか?」

誰かが道ふさぐものに攻撃を行い。
誰かが飛来する弾丸に防護を固め。
誰かが先行し道を見つけて疾走続け。

「いまいましい異星の魔女どもとの戦争でも、捨てきれなかった男の意地がある」
「知ってるぜソレ。レディーファーストってやつだろ」
「ボディガードは壁が御仕事!」
「前歴経験一切不問、必要資格は銃弾も通さぬ自慢のボディ。エスコートはサービスだ!」
「だったら力を見せな!野郎共!」
「姐さん見てると間違ってる気もしてくるが……男は悲しいねぇ」
「おぉっと、空気読めてないナンパ野郎共が、俺らの姫さん目当てに寄ってくるぜ!」
「ふん。もてそうにない面構えじゃないのさ。野郎共、蹴散らしてやんな!」
「「「Yes,Mam !」」」
「……いや、だから、なんで姐さんが先陣切っちゃってんだよ。
まぁ、ともあれオイラもYes,Mamってことで」

そして誰もが祈りを捧げ、語りかける。
どこかでダイスを握るキミに。
最後の最後に、ほんのわずか。勝機を引き寄せると信じて。

おい、と一人が銃弾をばらまきながら通信の声に叫んだ。
「そっちも気張れよ!彼女を舞台に連れて行くのは俺達の仕事だが、彼女の手を取って踊るのはアンタらの仕事だぜ!」

2007/03/18(Sun) 12:26:40  [No.24]


RP素材(18時時点) 投稿者:時雨 

になし藩国

29-025:ハイネケン:「くっ、…これは逃走ではありません、戦略的撤退というものです」
29-025:ハイネケン:「次に逢った時は必ず脳天から真っ二つに叩き斬ってあげますからね、憶えていてください」

29-006:若月宋一郎:「了解。私らは引きます。仲間を信頼して速やかに後退ー!」

ビギナーズ王国
22015:森薊:「皆さん忘れ物はありませんかー?」

2007/03/18(Sun) 12:27:58  [No.25]


戦闘準備 投稿者:時雨 

戦闘開始前の準備に関する提出物です

2007/03/18(Sun) 12:43:15  [No.28]


○Fvb

・作戦前様子(国民避難を含む)
面倒みたよ:ttp://www23.atwiki.jp/fvb_sakura/pages/153.html
夜明前:ttp://www23.atwiki.jp/fvb_sakura/pages/154.html

・宇宙船の稼働状態
発進:ttp://www23.atwiki.jp/fvb_sakura/pages/135.html
戦闘準備の様子:ttp://namelessworld.natsu.gs/sakura/wan/BBS/wforum.cgi?no=1282&reno=1271&oya=1270&mode=msgview

○海法よけ藩国

・新兵器開発
概要:ttp://eyedress.at.webry.info/200703/article_62.html
開発風景:ttp://eyedress.at.webry.info/200703/article_61.html
ttp://eyedress.at.webry.info/200703/article_63.html
ttp://eyedress.at.webry.info/200703/article_65.html

参戦時:ttp://eyedress.at.webry.info/200703/article_66.html
ttp://eyedress.at.webry.info/200703/article_68.html
ttp://eyedress.at.webry.info/200703/article_72.html

2007/03/18(Sun) 12:51:26  [No.29]


医療行為 投稿者:時雨 

海法よけ藩国による医療行為の提出箇所です。

○作戦

○SS
http://eyedress.at.webry.info/200703/article_70.html
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○RP

○イラストURL

2007/03/18(Sun) 12:52:30  [No.30]


合流 投稿者:さくらつかさ@FVB王 

帝國に寧日無し


1.始まり
 その日、栗田雷一は、宙侍の魂であるサムライソードの手入れに余念がなかった。いや、余念がないというのは間違いだ。雑念だらけであった。
「たけきの藩王は美人なんだー。ふふんふん」
 刀身の曇りは心の曇りというのであれば、今のソードは真っ黒になっていたに違いない。
「なにがフフンフンであるかーっ!」
 障子をばばんばんっと開きはなって三梶大介が仁王立ちになっていた。
 平素であれば女性かと見間違わんばかりでお庭番装束も違和感のない容貌が、心なしかやつれ、顔色も悪く、無精髭が鍾馗さまのようになっている。鬼気迫るとはこのことであろう。
「ああ、三梶さん。どうしました? 髪が乱れておりますよ」
 ソードを置いてのほほんと話しかけてくる雷一のもとへずんずんと歩み寄ると、三梶は「来い」と首筋をひっつかんだ。
「え?」
「ふふんふんじゃない!」
 たけきの藩国が根源種族と思しき敵によって大打撃を受け、FEGの援護下で撤退しつつあるとの知らせが入ったのは、つい36時間ほど前の深夜のことであった。この悲報に藩王さくらつかさは即座に緊急避難先として受け入れる準備があると宣言した。そして駆けつけた家臣団たちにこう告げた。
「もう名乗りでちゃった。もし、戦火が拡大して巻き添えくらっちゃったら、ごめんねー」
 ここで思わずずっこけつつも、友邦の苦難に救いの手を差し伸べずしてなんの桜の武士(もののふ)かよと即座に立ち直るところが、FVBのカラーである。直情的で猪突猛進、回りくどいのが苦手で情に厚く、失敗も多く落ち込むときはとことん落ち込むが浮上も早い。
「わかりましたっ!」
「義を見てせざるは勇無きなり。根源種族がなんぼのものか!!」
「ボラでもイナでも来るなら来るがいい」
「メグローのサンマは美味いらしい」
「たけきのこ藩王さまが天下一の美女ってホントーですかあー?」
 即座に挙国一致で(まだ本決まりにならないうちから)亡命政権受け入れ準備が始まった。
 とりあえずの居所にしてもらおうと、王城二の丸の大掃除が始まり、布団や座布団に天日があてられる。ここ数日は例年にないぽかぽか日和であった。
「しかし、FEGも侠気がありますなあ。敵国を守って戦うなど・・・・・・」
「それが今度はこちらの役目となるのがわからんか、雷一!?」
 しかし、もし亡命政権を受け入れるとなったら、それだけで済まないのが世の習いである。あるいはそうでなくても、昨今各地で根源種族によって藩国が襲われており、祖国防衛の拡充が早急に求められていた。
「で、どこへ行かれるので?」
 長い廊下をずるずる引きずられながら、雷一が参謀に訊いた。
「御前会議だ。おまえも来い」
 ずんずん行く三梶に、横合いから降って湧いた曲直瀬りまが筒状にした紙を手渡すとまた消えた。王城周囲の詳細図だ。
「・・・・・・ご苦労。栗田雷一、おまえにも新たな役職が与えられた」
「はあ」
「猫の手である。今日から栗田猫の手雷一と名乗るが良い」
「それはご勘弁を〜」

2.求め
「『たすけて〜』」
「は?」
「だから、た・す・け・て!」
 軍議の席の冒頭で、藩王さくらつかさはいきなりこんなことを言い出した。
 今度は何のご乱心かと訝しむ重臣たちに、さくらつかさは歯がゆさをこらえて、噛んで含めるように説明した。
「もし、根源種族が攻めてくるとして、あたしたちで守り抜ける? 国土も領民もたけきのこさんたちも」
「まあ、はっきり言って無理です」と三梶大介。
「はっきり言わなくても無理です」と経乃重蔵。
「しかし、各地で根源種族の侵攻が予期され、実際に起きてもおります。そんな時期に我が国のために動く国がありましょうか?」
「あるよ、あるはず。正義の旗はここに立つんだから」
 執政・道化見習いのために、そしてまだ飲み込めない他の者のために藩王は語り続けた。欠点も少なくなかったが、こういうとき、言葉を惜しまないのが藩王最大の長所であった。
「ぽち王女しかり、あいつらは特定の人物を狙って動いているのよ。はっきりした理由はわからないけどね。まあ、ワールドゲートかそれ並の秘密が背後にあるはずよ」
 そこで居並ぶ者たちの間にも納得したという顔が広がる。
「ならば、ここで奴らに痛い目を見せてやらねば・・・・・・・」
「結局は各藩国が順番に潰されるだけってことですな」
 オカミチや品川門左衛門らも心得たと頷いた。
「まあ、そこでね、まだ敵が来るかどうかも判らないけどさ、先手を打ってなんとか援軍を募っておきたいわけ」
「しかし親書になんとしたためるおつもりですか。憶測だけでは」
 なおも食い下がる道化見習いに、さくらつかさはにっこり笑った。
「だから『たすけて』よ。それで解る国は解るわ。たけきのこさん人気で一目あいたさに飛んでくるかもしれないし。あとは適当に文章をとりつくっておいて」

3.応え
 以心伝心とはいわないまでも、助けを求める者あれば、それに応える者はいた。
 今、土場藩国からFVBに向けて新型のI=D部隊が飛び立とうとしていた。
「整備・歩兵部隊より伝令、フェザーの調整、チェック共に完了しました。B.O.O.Nシステム良好です。パイロットはテスト飛行の用意を」
 指示を出す声が響く中、兵士は自分の装備を再チェックする。しかし「あれ、俺、おやつわすれてない?」という声が時々あがるあたり、全員、独自I=Dのお披露目会かピクニックというノリであった。



 神聖巫連盟でも援軍派遣の準備が着々と進められていた。
「必要資材の積み込み完了でーす」
「供給用の食料と燃料も問題ないし、FVBに向けて行くとしますか」
 忙しく旅支度に走り回る藩士たちの中、途方に暮れた様子で1人の巫女姿の女性が右往左往している。妙齢の女性らしいが、狐の面を付けているのではっきり解らない。
「ねぇ、私は?」
 どうするの?なにをするの?と袖を引いて訊ねる巫女に、皆、忙しそうにしながら面倒くさそうに答える。
「大丈夫です、姫巫女様は着いてくる前提で既に準備を終えていますから」
 彼女こそ、この国の姫巫女(藩王)、藻女その人であった。王は黙って国民に付いてこいということだろうか。
 相変わらず姫巫女を差し置いて行動する国民一同であった。

4.入城
 FVBに真っ先に駆けつけたのは増加装甲に伏見のエンブレムである蒼桜をペイントし、真っ赤なマントを装着したトモエリバーの一隊であった。儀式兵の如くランスを捧げ銃の姿で入城するトモエリバーの掌の上で、「一番乗りは譲らない!」の殴り書きがひときわ目立つ大きな旗を手にI=D隊を率いる藩王が気勢を上げる。
「私は帰ってきた! もとい、助けに来た! 任せとけって、みんなの頼みならこの伏見、一肌も二肌も脱ごうじゃないか!」
 ご存知、トモエリバーの生みの親。伏見藩国が藩王伏見・P・京児その人である。
「FVBの皆さん、安心してくれ。俺たち伏見藩国はじゃあ、世界とピンチになっている人を助けに行ってくるから!の精神で全力で力になるっ!」
 この伏見、言ってる事が適当であるが、一番乗りで気勢を上げる役としてこれほどふさわしい者はいないであろう。



 続いて到着したのはヲチ藩国の軍勢であった。
 そして彼らは、「たけきのこ人気」を見込んだFVB藩王の判断が間違ってはいなかったという証拠そのものであった。
「みんな、たけきのこさんを狙う不届き者どもを蹴散らすぞ!」
 到着するなり執政砺波一哉はI=Dの機上で気炎を上げた。
「砺波執政殿はやる気満々ですね・・・・・・・」
 彼らを迎えたtaisaが、その姿を見上げてにっこり微笑んだ。
「ああ・・・・・・・藩王が仰るには青春ってやつだそうだ・・・・・・・」
「それで藩王さまにご挨拶したいと思うのですが?」
「ちなみにその藩王閣下はみかんの食いすぎで担架で護送中だと」
「はあ?」
「まあ、気にせんで下さい。犬の友が窮地と聞き、駆けつけて参りました。義の下に私達も戦います!」
 そのまだ名前も知らないパイロットの言葉に、taisaは深々とお辞儀した。



 赤髪は即ち復讐の炎。シロ宰相も認めたその美しいツインテールをなびかせ、藩王にして美姫、になしは声を上げる。
「時は来た! 立て国民よ! 今こそ国土と国民と我らがプリンセス・ぽちを傷つけた、あの憎き根源種族を討つのだ!」
 その気迫と威厳は煉獄の王の如く。だがそれも、座乗するチャリオットに特産になしダイコンの切干が積んであってはどうにも締まらない。
「なあセレナ、ゴールデン運用の為とはいえ物資輸送車の燃料まで節約するのはちょっと・・・・・・・」
「我慢しなさい。ウチだけじゃなく何処も燃料不足で辛いの。ほら、もうすぐ合流地点だからしゃきっとなさい」
 摂政Arebに叱咤され、になしは近づいてくる宙侍に気がついた。
 になし隊に合流した長い髪のサムライ・ガールは阿部火深と名乗り、この先の道案内をさせていただきますと一礼した。
「隣国のよしみでお助けしましょう。宙侍の活躍、楽しみにしてます。」
 彼女からFVBの最新データを受け取った吏族の月空は安心させるように笑って見せた。

5.陣地構築
 到着した愛鳴藩国FVB派遣部隊を前に、くぎゃ〜と鳴く犬藩王が口を開いた。
「皆さん、ここまで良く付いて来てくれました。ありがとう」
そして周囲の各藩国軍を指し示す。
「各国の勇士達とともに世界の悲鳴を止めましょう」
 FVBに縁の深いSVLが晴れやかに吠え、部隊が唱和した。
「すべての子供たちの笑顔のために!」
「笑顔のために!!!」



 愛鳴の声は、詩歌藩国の陣営にまで届いてきた。
 あいつらに負けてはおれんなと、援軍のためにFVBまでやってきた国民の前に立ち、九音・詩歌藩王は宣言した。
「私たちは一度死ぬ運命だったところを助けられ、生き永らえた。私は、この恩義を全力で返していこうと思う。今度は私たちが助ける側になる番だ」
 藩王が藩民を見渡すと、どの国民の目にも決意の色が見て取れた。それを確認してうなずく藩王。
「今こそ恩義を返す時。根源種族に詩歌藩国の力を見せつけてやろう」
 これを合図に詩歌藩国戦闘部隊は部隊の展開を開始した。



 越前藩国がFVBに到着したのは、他の藩国に比べればやや遅れてのことであるが、これは仕方のないことであった。なぜなら、この国は藩王以下全ての藩士が出陣することとなったため、出立の準備に時間がかかったのである。
 彼らがFVBに到着したときには、既に兵をまとめ上げることができた藩国が各地で陣地などを形成していた。
「FVBの地よ!愛すべき花の藩国よ!すまんが国土を要塞とすることを許して欲しい。我々は勝たなければならない。勝ったらきっと礼はする。だから今は許せ」
「よくぞ、おいで下さいました。藩王は今、最前線でございますのでご挨拶できなくて失礼いたします。しかし、我ら皆様の到着を心より歓迎しております」
 迎えに参じた天鳥船の言葉に、藩王はうむと頷くと再び皆を見る
「良し、全員、各自任務に就け。全力を尽くせ」
 かくして越前は合流を果たした。

6.偵察
 続々と集結する援軍を迎える中に、藩王さくらつかさやその他重臣の何人かの姿が見えなかったのは、援軍を軽んじていたからではなかった。藩王以下根源力の高い者は率先して偵察任務に就いていたためである。
 物見のお庭番と、侍のデータリンクから送り出されてくる情報に、よんた藩国の面々は固唾を呑んでいた。
「FVBに侵攻中のうまそうな食材たち・・・・・・・もとい敵どもは、俺達で食い尽くす・・・・・・・じゃなく片付けるぞ」
「藩王、よだれが出てます」
「(じゅるり)お前達も戦闘時以外の調理器具持ってきてるじゃないか」
「食材は鮮度が命ですから」
「これだけ肉があれば、保存食の調理法も考えんとな」
「とりあえず、保存用の食糧庫は増設してあります」
「そうか仕事が速いな。・・・・・・・FVBにはいろいろ借りがあるからな。負ける事は許されんぞ」
 緊張感があるのかないのか、分からない藩王よんたと臣下の会話である。
 よんた藩王は、そこであらためてデータを提供してくれたFVBのユキシロの方に向き直ると、信頼してくださいとばかりに頷いた。
「本格的に恩返しできそうな機会。全力で支援させていただきます」
「はあ、よろしくお願いします・・・・・・・」


(りま記しまとめる)

2007/03/18(Sun) 16:33:52  [No.32]