■系統
機導師 |
要点 |
周辺環境 |
東国人 |
東洋風の服装 |
東洋風の人材 |
黒い髪 |
四季 |
入り組んだ地形 |
稲作 |
紙と木で出来た家 |
火山 |
サイボーグ |
一部機械 |
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機械化工房 |
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理力使い |
長い杖 |
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魔法陣 |
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■設定文章(担当:曲直瀬りま)
穏やかな【四季】、そして【稲作】がおこなわれる田畑の中に点在する【紙と木で出来た家】しか見えない外部の者にとっては、FVBの【機械化工房】がこれほど優れたサイボーグ技術を保有しているとは信じられないかもしれない。
しかしサイボーグ侍が宇宙軍で活躍するFVBにおいて、サイボーグ技術そのものはさして珍しいものではない。そして理力使いですらサイボーグ化によって能力強化を図る者がいる。
シャラリ シャラリと音がする
あれはなんだね 機導師さまよ
赤く光る目 闇をぬく
振るう錫杖 魔を祓う
それでもオウサマ 取り逃がす
シャラリ シャラリと音がする
機導師さまよ どちらまで
わたしゃ そこまでお使いに
オウサマ 連れにまいります
外に出たきり 戻らない
どかん どかんと音がする
機導師さまの緒が切れる
堪忍袋の緒が切れる
オウサマめがけて重砲火
後は野となれ山となれ
黒い衣に【黒い髪】。闇の中を縫うように歩み寄る黒衣の集団。その【東洋風の服装】は吏族の狩衣に狩袴とも似ているが、どちらかといえば僧侶に近いかもしれない。またその目は童歌に歌われるように、【火山】の溶岩のように赤い。
それこそが、『Flores valerosas bonitas 〜麗しき勇気ある花たちの国〜』の理力使い、機導師たちである。
侍が闊歩する初期FVBにおいて、従来の理力使いは文官としての位置づけがされており、実戦に投入される機会も少なく、もっぱら吏族として出仕することが多かった。それは基本的に理力使いは非力であり、(吶喊を好むオウサマの嗜好はともかく)【入り組んだ地形】の国土で戦うことを想定したFVBの戦術にあてはまりにくかったからである。
しかし、【一部機械】化によって視覚や聴覚などを強化した機導師たちを、もはや「非力な坊や」と侮る者はいない。戦闘に於いては【長い杖】、すなわち錫杖を手足のように操って強力な【魔法陣】の結界を展開し、さらにはその理力によって突撃する侍たちを後方から支援する強力な火力となるのだ。
■イラスト(担当:阿部火深)
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