イベント41 第1次共通資格試験 大吏族資格試験の部 

回答者:寂水        

(文字数:1991字)

試験内容:

 吏族チェックを複数人数で効率よくつくるためのレポートを2000文字程度で作成してください。

回答:

吏族チェックを効率よく行うためにはどうすれば良いか、という事を考えるにあたって、
1:作業内容の細分化による作業の単純化(1人に多様な仕事を割り振らない)
2:作業内容に向いた人員の管理(スキル別・作業時間別)
3:スキルが無くても作業できるような環境を作る(多人数チェック時には必須)
という方法を提案します。


○1についての現状は、

<<指揮部隊の作業>>
 仕事の種類毎に作業部隊を割り振る
 仕事を一定単位毎に分割する
 作業部隊の疑義確認のサポート・誘導に回る。
 完了報告を取りまとめて全体の進行を管理する。


<<チェック部隊の作業>>
 情報の収集(立候補制)
 情報の分析・判断
 作業完了報告を行う。

という風に、1人の作業員で3〜4種類の仕事をこなしています。

この中で、チェック部隊を例に挙げると

 『情報の収集』=時間負荷:高 要求スキル:低
 『情報の分析・判断』=時間負荷:低〜中 要求スキル:中〜高

という風に、作業段階によって必要な作業時間やスキルが異なります。

しかし、現状ではこれを1人の作業員でこなす必要があるため、時間負荷、要求スキルが共に高くなってしまうものと思われます。

しかし、小分けしてしまえば

 スキルは低いけど時間はあるから手伝いたい人=情報の収集をやってもらう、
 スキルはあるけれどあまり時間がとれない人=情報の分析・判断をやってもらう、

といった様々な人材の活用が可能ではないかと思われます。

また、作業を細分化する事で1つの仕事単位の作業時間が短くなり、ちょっとだけ作業をできる人にも仕事をまわしやすくなるのではないかと思います。

○2については、次の大吏族チェックから吏族補という役職が増える事を想定出来ることから、作業に従事する人の増員が見込まれていますが、それを管理するシステムがありません。

BBSにスレッドを作って自己申告してもらうといった方法で現状は対処していますが、参加人数が増えていく事で現状の管理方法では限界があると思います。

これについては今のところ良い考えが浮かばないのですが、人員が増える事で管理する事の重要性が高まるのではないかと危惧しているので挙げさせてもらいました。

○3については、スキルが無くても作業できるような環境を作る、という事で書いてある内容そのままなのですが、手伝いたいけれど経験は無い、という人が来た時に「仕事はあるけど渡せない」という風に追い返して全体のやる気を下げたくないなぁと思っています。

また、スキルが必要な作業=負荷が高い作業だと考えており、これをなんとかスキルが不要な作業にしていく事で結果的に作業員一人ひとりの負荷を減らす事ができないかと思っています。

具体的な方法としては、1でも述べたとおりにまずは各作業を細分化する事で、一つの作業に必要なスキルを絞ります。

これだけで作業する人が悩んだり迷ったりする時間がかなり軽減され、作業の効率が上がり、精神的疲労も少なくて済みます。

もう一つは既に実施されていますが、テンプレートを準備する事で次に何をすればいいのか、といった判断や思考を短縮させる事です。


このように1〜3の行動を行う事で以下のような効果が得られます。


・情報の判断や分析を行う人と全体の進行を行う人とを分ける事で、質問と確認に忙殺される事無く作業の進行を指示できる。
・情報の収集と分析・判断する人を分ける事で、情報の収集が遅滞するのを防げる。
 また、分析・判断を専門で行う部署を作る事で疑義確認の窓口が明確化し、類似する問題に関しては即座に答えが返ってくる。
・作業単位が細分化されているので、短い時間で一つの作業が終わる。そのためちょっとしか時間が無い人でも気楽に手伝えるようになる。


ただし、この方法を取るにあたって以下のような問題点も挙げられます。


まず、作業を細分化するにあたってどこからどこまでを1つの仕事単位として区切るか、という事を話し合う必要があります。

これは一度決めてしまえば以後のチェックでも流用できる内容のため、時間をかければ解決できる問題かと思います。

次に問題なのが、作業を細分化したために今どこまで作業が進んでいるのか、どの仕事が行われていないのか、といったような全体の作業管理がますます重要になり、そういう意味では指揮部隊の負荷が増えてしまいます。

また、指揮部隊は基本的に実作業や疑義確認を行わないため、何が問題で作業が止まっているのか、といった作業進行上の問題に関して報告を受けないと把握できないという点があります。


これは様々な場所で言われている問題点とも重なってしまいますが、各人の意思疎通が重要課題だと思います。


以上が私の考える効率的な吏族チェックの考えとなります。

会社や学校と違って各人のスキル・活動時間がバラバラな事と、ネットゲームである以上役割の上下はあっても人間関係は対等である事と、多人数であるが故の交流の浅さが問題を難しくしているポイントかなぁと思いました。

(23:05 レイアウト修正しました。by藩王)

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