イベント41 第1次共通資格試験 参謀資格の部         

回答者:三梶大介

(文字数:1959字)

試験内容:

 イベント40、およびバトルメードisナンバー1を検討して今後の作戦に生かすノウハウを2000文字程度でレポートして作成してください。


回答:
○効率的作戦案可決の為に必用な条件考察

 イベント37動員令以降、イベント41に至る一連の作戦立案に於ける経験上より抽出した問題点を列挙し、且つ対策を講じ今後に役立てる事が本書面の目的である。


第一にプレイヤー間の意識共有に齟齬を残した状態での作業の強行。

第二は仕事量の格差が激し過ぎこれを緩和すべき。



・第一の問題対策

 イメージが共有できないために各種作業に於いて衝突や確認作業が頻発し、進行を阻害し手直しなど作業の多重化、ならびに要求されたプレイヤーのモチベーション低下を引き起こし、態度に出る事で周囲の者にも嫌悪感が伝播し、悪循環を起こす。これはメード部隊本部に於いても発生していた問題でもある。

 この状況を打破するに表題の逆を行う。
 イメージを作業者全員が共有する事から始め、なし崩し的に作業者を動員し業務を開始させず、イメージ共有が出来ているかを確認し大きな隔たりがある場合は論理的に解説し極力均す。
 これにより作戦原案を適応した場合のシミュレート、各種実作業における無駄なやり直し作業発生等を抑えられ、スケジューリングも容易になり、全体的な効率上昇が計れると考える。


・第二の問題対策

 藩王やメード長、副長など徴発された者に作業が集中し、人一人が可能な作業量、使用端末の処理限界を超えたため、効率的な指示が行えなかった。

 端末等は高機能化する事で対処可能であるが、それは根本の問題解決でなく、抜本的な見直しが要求される。

 皆で水泳大会反省文として報告した問題と酷似した構造を持ち、トップ会合の意思決定が最終段階まで不確定だった事にも起因する。

 今後も同様に意思決定が最後の最後まで確定せず、提出前に覆る事がなくなる保証は全く無く、この会合自体に迅速化を求めても永遠に解決しないと思われる。多国間協議の場合各国の利害、主に生還率を挙げる為の戦力争奪は今後もなくならないだろう。

 故に、国内で実際に采配を行う者を別にたてる、藩王は監督者に指令権限をあたえ、これの指示に従い作業を進めるべきであると考える。
 手隙の者達は自らに可能な作業区分を明示し待機、指示を待つ。指示を受けずとも可能な分野に自発的に自己申告後参入し、負荷分散に勤める。


・その他の問題

 このゲームは前段階の結果如何で打てる手が変わり続ける物で、またその設定に矛盾しない流れを要求する物である、この事象はゲーム自体にも適応され、そこを読む戦略性が必用であると全プレイヤーが承知している了解事項である。

 今回その事実を失念しまったプレイヤーも多数居り、論理的確証が無いと、ゲートを用いた猫側プレイヤー協力案を蹴られると言う事象が発生し、これにより少なからぬ時間を浪費し、より多くの猫所属プレイヤーの協力を仰ぎ損ねたと言う反省点がある。

 この問題の原因は明白で、論理的根拠が薄弱であると判断された為、歯牙にもかけられなかった事以外にない。

 よって、速やかに自らの思考を論理的に説明し、説得を行えるように藩国内において「状況説明訓練」等をイベント閑期に行うとよいのではないかと考察する。



 上記はプレイング上の留意点で、勝利を得るため作戦をどう立案すべきかは、評価の低い物を参考に解析する。


・イベント39より

 詩歌藩国は論外で、そもそも交戦すべきではない。根源力で勝る者単体の評価で戦う事になるのは自明であり、これは自殺行為でしかなく何を企図したのか理解に苦しむ。

 よって、よんた藩国が勝つ見込みのある戦闘で評価も低く、イベント41に於いて当藩が直接担当した為にこれをサンプルとする。

 他の国でも作戦、地図の両補正が1評価の国は存在するが、他の国は提出能力に於いて差分2を確保する等、ほぼ各国80%の勝率を確保している。

 作戦内容を分析すると兵力分散の愚、一切の失敗が許されぬ精緻な運用が必須な内容であり、その上で単体が有利になる地形を選択している。提出要素は最大値となる物を選択したのか、全体的にチグハグな印象を受けた。

 内容から汲み取れる思想は、希望的観測であり事実を無視している。

 設定を施す事で敵を拘束する、自軍に有利な状況を作る等は、ゲームシステムの特性上最も有効な手段ではあるが、その設定が目標に施された設定と矛盾する場合全て無効となる、目標の誘導は相当に難しい物として捉えておくべきであろう。


 よって、事実を正しく捉える事が最重要である。これは極当然の事ではあるが、思い込みがそれに勝る場合無視されている場面が当藩においても散見されている。この部分には特に留意したい。


・総括
 これらから読み取れるこのゲーム上での良い作戦案とは、事実を正しく見、それを正しく伝え、全員が納得できる状態で生み出された物であると結論し、今後の立案時にまず自らにこれを課す。

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