〜 藩国漫遊記4 〜


−−−詩歌藩国編−−−
前日に疲れ果てて寝ていたせいか、
目が覚めたのは既に午後も少し回った頃でした。


別に徹夜で会議をしていたわけではなく、
各国巡るの面白いよ〜とか、外交員みたいだね〜とか、
そんな他愛も無い会話をしていたら遅くなってしまっただけなんですけどね。


ぼーっとしたまま布団から身を起こし時計を眺める。
どうやら12時間以上寝ていたようだ。
ぼんやりと虚空を眺め、脳裏に浮かんだイメージをそのまま言葉にする


「誰かが俺を???呼んでいる???と思った大間違いだ!」


ふははと笑いながら、適当にテンションを上げて布団から飛び起きる。
そして特に深い理由も無く次の旅が始まる。


−詩歌藩国−
詩歌藩国といえば、青の厚志&芝村舞来訪で有名な藩国ですね。
それ以外でも国民総ビジュアル化計画、
森さん歓迎祭りの開催など
各種イベントが活発に行われています。


ただ、森さん歓迎祭りの割と最初の方で
『本日のトラップ:森さん祭改め、アイドレス戦闘教習』
とかいう発表がされていたので
他のイベントも割と油断禁物なのかもしれません。


さて、そんな詩歌藩国にやってきた寂水ですが
どうやら人が少ない時間帯だったらしく
会議室に入室していたのは2人だけでした。


「こんにちは〜、特に用事も無く遊びに来ました。」
「こんにちは、外交員の方ですねw」


と、開口一番に出迎えてくれたのは
なんと詩歌藩国の藩王様本人です。
根源力3万オーバーなこのお方、
Aマホなら多脚戦車も素手で破壊できそうですハイ。


「あれ、なんでソレ知ってるんですか?」
「さくら王からそういう連絡が来てましたからw」
「なるほど、って俺外交員確定ですかオウサマ〜!?」


と、FVBの方へ向かって叫ぶ。
カラスがカ〜と鳴きながら飛んでいた。
ひとしきり騒いで落ち着いた後、ふと詩歌藩王の横を見ると
人型の鶏が立っていました。
事前に入手した国民データによると
士具間鶏鶴という名前のちょっとお茶目な髪型の人です。


「(あれ、モヒカンじゃなくてトサカだから。)」
「(へ?)」


慣れているのか、そっと詩歌藩王が耳打ちしてくれました
思わずじ〜っとモヒカ???じゃなくてトサカを眺める。


「な、なんだよぅ」
「特徴的なヘアスタイルだなぁと(生暖かい目)」
「なぜそんな哀れむような目で見るんですか(汗)」
「いやそんな面白い髪型だなぁとか二つに割れないかなぁとか思ってないですよ?(わたわた)」
「それならいいんですけど???」


これで誤魔化されてくれるとは、
土具馬さんはいい人に違いない。


「ちなみに、次のイベントとかってどう考えてます?」
「そうですね、逗留している有名人の方に協力してもらうとかぐらいですか」
「でもそれだとその人が好きでない人は参加し辛いっていうのがあるかもですね。」
「次のアイドレスが森さん→半ズボンの悪魔に派生すればバッチリですよw」

と、今回は珍しくまともに会話が成立していきます。

まともって素晴らしい。

そんなこんなであっというまに時間が過ぎ、

帰る時間となりまりました。


「それでは失礼させていただきます。
詩歌さん、土具馬さん、今日はどうもお世話になりました。」
とお辞儀をして会議室を後にする。


会議室をでてしばらくした後、
先ほどの会議室での内容を頭の中で反芻する。


(何かがおかしい。)


吏族としての勘が先ほどの会議の最中に、
ずっとつきまとっていた違和感を訴えていた。


(なんだろう、何がこんなにひっかかっているんだろう。)


確か詩歌藩王と喋っている時はなんともなかった気がする。
そうすると、土具馬さんと喋っている時か。
なんだろうな〜、と考えながら何気なく詩歌藩国の
国民データに目を通す。


そこには『18015:士具馬 鶏鶴』と記載されている。


「???あれ?」


『士具馬』


「???もしかして」


『士』


「???うわーやっちゃったー(滝汗」


士具馬さんの事をずっと
土具馬さん土具馬さんと呼んでいたのだ。
(実話。超すみません(汗))


果たして気付いて無かったのか、気付いててそっとしておいてくれたのか

それは本人以外誰にもわからない???


でもどっちにしても、きっといい人に違いない。


藩国漫遊記 おわり


−−−オマケ わかばのみなさまへ−−−
こんな風に失敗やら何やらをやらかしている私ですが
どこの国でも暖かく迎え入れてくれます。


ちょっとだけ勇気を出して最初の一歩を踏み出してみると

アイドレスはもっと楽しくなると思いますよ☆











はい。外交官確定です。(by藩王)

Σ( ̄□ ̄)何かコメント入れられてる!?(by寂水)


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