SD:では、話の続きを進めることにしよう。
りま:はい。濡れ鼠のままで仕事してたら風邪をひいちゃいます(笑)
SD:そうですね。そこであなたは先に仲間が行っているはずの露天風呂に向かいます。
りま:地上ですか、地下ですか?
SD:地上の方の露天風呂です。三梶大介くんも同行してます。
三梶:え、ぼくもですか?
りま:きっと後片付けを手伝ってくれたのよ。優しいから。
SD:そうかなあ(笑)
三梶:じゃあ、叱りつけてはみたものの、気の毒なので早く仕事が済むよう手伝ったことにしましょう。それで一汗かきに・・・・・・って、湯屋は混浴ですか!?
一同:それはない!



SD:イラストを見てください。ちゃんと入り口が男湯と女湯に別れてます。
三梶:中で1つになってたりして。
りま:(まったくこの人は・・・・・・)
SD:私はこれよりM*より始まるゲームの目的を記述する。
***
M*露天風呂で身体の汚れを落とし、温まって疲れを癒す:難易度50:判定単位100:制限時間60分:1ターン20分:難易度決定の前提60分:抽出条件は入浴に関連したもの
***
りま:質問はいいですか?
SD:どうぞ。
りま:藩王さまは一人風呂の方ですか? それとも露天風呂に来てそうですか?
SD:耳を澄ますと微かにそれっぽい嬌声が聞こえる。藩王さまは露天風呂が好きで、にぎやかなのが好きだ。こんな好機を逃すとは思えない。
三梶:それじゃあ混浴で?
りま:いい加減にそこから離れなさいよ。
三梶:だったらなんで一緒に来たんだよ。お背中ぐらい流してさしあげなきゃ難易度削れないだろ。ほら、オレ、バトルメード仕様で女装しているはずだし。
りま:いやだなあ・・・・・・じゃあ、目隠しね。
三梶:へへへ。三助をさせていただきます。
りま:三梶の三は三助の三かい。
SD:なんだかんだと言い合いつつ、2人は女湯ののれんをくぐったことにする。
***
 T*脱衣所で服を脱ぐ:難易度10:判定単位100:制限時間20分:難易度決定の前提20分:抽出条件は湯屋に関連したもの:制限時間20分:制限理由:たかが服を脱ぐのに20分もかけてたら風邪をひいてしまいます
***
三梶:(周囲を見回して)なるほどお。ここが女湯かあ。男湯と左右対称なだけですね。脱衣籠の中には先に入った人たちの着物が残されてますか?(笑)
りま:(きっぱりと)即刻目隠しをします!
SD:何で目隠しをする?
三梶:手ぬぐいを使う?
りま:そんなもの、すぐにずれるに決まっとるわ!!
SD:(ちっ)
りま:質問。三梶くんもお庭番の格好ですね?
三梶:だよ。
SD:本人がそう言ってます。
三梶:うん。
りま:なら、裾をガバッとめくり上げて・・・・・・・
三梶:きゃああああ☆
SD:うるさいなあ。
りま:そのまま頭のてっぺんで縛り上げます。
SD:なんで縛る。
りま:わたしの腰帯で。
SD:ちゃんと行動宣言して。
りま:はい。行動宣言。〈忍者〉〈素早い〉〈器用貧乏〉〈ダッシュ〉ですばやく動き、〈尻尾〉も使って三梶大介を茶巾絞りにします。〈自己中心的〉なので相手のことを考えず、徹底的に縛り上げます。〈小回りが効く〉ので狭い脱衣所でも大丈夫。縛り上げるのには一時的成功要素の〈腰元の腰帯〉と〈本人が協力的〉を使います。自分の着ているものは〈凹凸のない体型〉なので、ストンと脱げます(泣)。
三梶:うわー、火星人だ。苦しいよお。イジメだよお・・・・・・・。なんでもいいから風呂に入りたい。
SD:手は出てる?
りま:出てなきゃ三助はできません。
SD:すべて通りました。
りま:よっしゃあ!
三梶:・・・・・・・オレの出る幕がなかったね。
りま:ただもがいてただけ(笑)
SD:三梶はりまに手を引かれるようにして女湯の入り口をくぐった。地獄湯めぐりへようこそ!
三梶:わくわく。

<第2話 おわり>



※でも、これAマホじゃなくてアイドレスなんだよね。



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