○回答者 寂水

設問1 なぜ法をもって人を管理する必要があるか答えなさい。
回答1
『個人の価値観よりも優先する共通の価値観を与えることで、
集団活動をする際に起きる価値観の違いによる摩擦を最小限に抑えるため。』

設問2 未必の故意とは何か、答えなさい
回答2
『犯罪行為に関わる事が予測する事ができたにも関わらず、確認・予防策を怠ったため
結果的に犯罪となってしまったもの。
この時の”予測”がその時点で本人に可能であったかどうかが争点の一つ。』

設問3 殺人を犯したのに死刑ではなく懲役刑になることが多いのはなぜか答えなさい。
回答3
『人が人を殺していい権利は無い、という価値観の元で殺人犯を裁く際に、
死刑という制度そのものが”人が人を殺していい権利は無い”という価値観と反するため
結果として懲役刑以外に選択肢が無い。』

設問4 アイドレス世界での標準的な罰則金の額を答え、増減の仕組みを説明しなさい。
回答4
『基本は10億。軽微なミスは3億。
自己申告により減額される事から、
反省している・事故である、と判断された場合は減額・免除される場合がある。
それとは逆に、反省していない・誤魔化そうとしている、といった
反省とは逆の行動を取っていると判断された場合は増額される。
ただし、増額される場合でも自らの行為を正しく認識・反省するためのチャンスが与えられる。
この時の内容によってはさらに増額される場合もある。

反省(減額?)

標準

罰則

反省の機会→反省(減額?)

さらに罰則』

設問5 法を厳しく適用する場合のデメリットと、
法の適用を機械ではなく人間が行う意義を答えなさい。
回答5
『ルールとは、それを守るのが目的ではなく、
それを守る事によって得られる何かが目的で作られるものであると考えています。
上記の事から、法というのも目的ではなく手段であると考えています。
法を厳しく適用すると、手段であるはずの法が
目的となってしまう危険性が高まります。

機械による法の適用は、法に違反しているか否かを判断する面においては
正確な判断が可能と思います。
しかし、法を守る事が目的ではなく
法を守る事で得られる何かが目的である以上
法の正確な判定能力は必ずしも最優先事項ではありません。
人間が最終的な判断を行う意義は、法の主旨という定義しにくいものを判断するためで
それが一番に優先されるべき事だと考えています。』


私の回答は以上です。

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