• 　このゲームは『電網適応アイドレス』といいます。そういう名前のゲームシステムで、『第２次黄金戦争』というテーマを遊びます。なにかスゴイ戦いがありそうな名前ですが、とりあえずは気にしないで世界に馴染んでくれれば良いと思いますし、わんわんもにゃんにゃんも気にしてないと思います。
• 　参加費は無料ですが、その代わり参加者は時間と気力と労力を消費します。
• 　ストーリーは「無名世界観」という、『ガンパレード・オーケストラ』『式神の城』『ガンパレード・マーチ』『絢爛舞踏祭』その他のコンシューマ・ゲームや小説などで展開している世界観をベースとしていますが、今回は「にゃんにゃん共和国」「わんわん帝國」「根源種族」といった、これまであまりピックアップされていない、あるいは設定上の名前としか知られていなかった題材を取り扱っていますので、設定に関する知識ではみんなほとんど同列です……というか、これから一緒に設定を作っていこうというのが現状で、それ以外に作品については「とりあえずは雰囲気を出すもの」と思えばいいそうです。

• 　まず陣営は大きく２つに別れています。「にゃんにゃん共和国」と「わんわん帝國」です。この２大勢力が互いに相手を「ギャフン」と言わせるまで仲良く戦うことになります。ただし、この他に「根源種族」と呼ばれる強大な勢力があり、共和国も帝國も根源種族によって故郷の宇宙より脱出せざるを得なくなっています。ゲーム的にいう「最強にして最後の敵」みたいなものですが、本当に最後の敵になるかどうかはわかりません。
• 　さてプレイヤーは仲間を集めて「藩国」と呼ばれるサブグループを構成することで、いずれかの陣営に所属し、ゲームに参加することができます。新規に参加する場合は、既にできている国のどこかに国民として登録されることになります。

• 　国を全体でまとめて方向を決めるのは藩王と呼ばれるそれぞれの藩国のリーダーですが、他の国民は何をすればいいのでしょうか？
• 　国民の役割には、システム運営を手伝って管理や資料整理を手伝う「吏族」、さまざまな課題などにイラスト描きで貢献する「技族」、文章作成が主な仕事の「文族」、それ以外の「大族」があります。
• 　もし自分がイラスト描きや小説書きに自信があるなら「技族」「文族」を目指すと良いでしょう。特に何かに自信があるわけじゃないけど、とにかく参加したいと思うなら「大族」です。「吏族」はいろいろ忙しかったりするので、最初のうちはやめておいた方が無難です（もちろん最終的に決定するのは藩王です）。
• 　ただ、自分が何もできないからといって、引っ込んでしまうことはありません。まず参加して、それから雰囲気を味わい、頃合いを見てひとことふたこと掲示板（ＢＢＳ）やチャットで発言するところから始めれば良いかと思います。それで十分ですし、他のベテランといわれるような人でも、あなたの素朴な感想や疑問から思わぬアイデアを得られることがあるかもしれません。幾ら相手がゲームのベテランでも、現実の経験から何か教えてあげられることがあるかもしれません。「16歳高校生」とか「30歳女性」とか｢27歳工員」とか、人それぞれの経験と環境でしか判らないことも多いのですから。

• 　では、どの藩国の国民になったら良いのでしょうか？
• 　「技族」や「文族」をめざす人は、各藩国サイトの「国民総数・登録地戸・犬士のデータ一覧」を見てください。そこの族称というところを見てください。そういう役割の人が少ないところへ行くと重宝されてとけ込みやすいかもしれません。
• 　雰囲気を知るには、その藩国の掲示板（ＢＢＳ）やチャットを覗いてみるのが良いでしょう。
• 　どこも国民が増えるのは大歓迎のはずですが、それぞれの藩国によってかなり雰囲気が違っています。それは実際に覗いてみないとわかりません。掲示板にしても、大事な要点ばかりがまとめて並んでいるところもあれば、他愛のない雑談ばかりのところもあるでしょう。
• 　何事もきっちりしていて「役割分担ができている」ところには、あなたにとっては「ちょっと堅くて息苦しそう」と思えるところもあるでしょうし、逆に雑談ばかりだと「こんなぐだぐだで大丈夫かな」と不安に思うところもあるでしょう。
• 　すべては人と人との出会い。相性がありますから、見た目にごまかされず、じっくりこっそり観察して決めましょう。

• 　国が決まったらあとの詳しいことは、それぞれの国の新しく仲間になった人たちに訊いてみたりしてください。初心者で、途中参加というと不安になることも多いかもしれませんが、芝村さんも「お祭りはお祭り」「ゆっくりなゲームなんでがるるしなくてもいいはずですよ。」と語っています。
• 　とにかく意識してもしなくても、参加さえしていればみんな「お互いさま」「パートナー」なのです。何をして良いのか判らないのも「初心者」なんです。それを恥じる必要はありません。居場所とか役割は、慣れていくうちにまとめ役の人が見つけてくれるでしょう（もちろん自分で見つけてもかまいませんが）。それが藩王を中心とするまとめ役の仕事でもあります。
• 　怖じ気づかず、ムキにならず、まずはのんびり楽しくやっていきましょう。