☆わんわん帝國国旗: ☆FVB旗:
☆国名:Floresvalerosasbonitas 〜麗しき勇気ある花たちの国〜




○国設定
 この藩国の名は『Floresvalerosasbonita』、麗しき勇気ある花たちの国という。

 この地に住まうのは、四季折々の花をこよなく愛し、自然の息吹を感じることを何よりの喜びとする、我ら東国人だ。我らは木と紙でできた家屋を地上の棲家とし、花木の薫りや風を感じて四季を見守ることをこの上ない喜びとする。
 だが、我らは単に花を愛でて浮かれるのみの民ではない。野山をかけ、地に潜り、農耕や武芸の鍛錬に励みながらも晴耕雨読で心身の鍛練を怠らない。いついかなる時でも、その周囲の世界を楽しむ強靭かつ柔軟な精神と雅の心を持っているのだ。

 国土は休火山である霊峰百花山を中心に山あり谷ありと地形が起伏に富んだものとなっており、それ自体が地を進む外敵にとっては天然の要害となっている。だが、その山岳地帯を縦横に貫く鉱山坑道もまた天然の洞窟や地下都市と連結して外部の者には魔の迷宮を形成しているのだ。

 これら天然の要塞と一体化して藩国を護るのが、体の一部を機械に置き換えたサイボーグ剣士であり、犬忍者である。
 精鋭揃いである我が国の剣士の中でもサイボーグ剣士たちは機甲侍と呼ばれ、機甲侍同士のデータリンクを利用しての近接戦を得意としている。一方、犬忍者は長いマフラーで顔を隠し、そのちょこりと出た犬耳をぴくぴくと動かしては闇の中を駆け抜けていく。彼等は諜報員であり、有事には破壊工作員となるが、その普段の任務は藩王探索である。
 わが藩国を治めておられるのは、さくらつかさ王であらせられるが、藩王さまはしばしば「ハンコ押しが疲れた〜」とか「裏山の自然薯が収穫時なのお〜」とか「替えの靴下がなくなっちゃったぁ」と言い残しては執務室から消え失せてしまうのである。そして摂政や官僚たちが後始末に奔走している間に藩王さまを見つけ出し、連れ帰ることこそ犬忍者たちの日々重要な任務なのである。

 さて、行政において藩王さまを支えているのが、理力使いでもある吏師である。
 彼等は狩衣に狩袴、頭には烏帽子というファッションをユニフォームとし、理力使いの証である錫杖を傍らに置いて執務に勤しんでいる。また優秀な官僚である吏師たちは戦場に立っては、今度は優秀な理力使いとして機甲侍たちの火力支援をおこなうのである。


 新しきも古きもすべて受け入れ、それに矛盾を感じない柔軟さ。自然とともに生きることで磨かれた感覚と、季節を乗り越えて呑気に笑う図太さ。それが『Floresvalerosasbonita〜麗しき勇気ある花たちの国』の国民であり、それを産み育てた国土とそこに生きる仲間を愛しているのである。
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