『シンデレラボックスの反省』
E81『偵察機迎撃作戦』にて、私(きみこ@FVB)と夫(曲直瀬りま@FVB)はFVB参戦者として二人でシンデレラボックスに出させていただきました。
他に出られる人がおらず、最初にダンナがボックスシートへ。ダンナは自らの体験記で
『わー、ボックスシートだ。すごいねー。応援してあげるよ。アシスタントかな。お茶入れましょうか、肩もみましょうか?』
などと私がはしゃいでいたような事を言っているが、違うから! 芝村さんのゲームに参加するには、極度の緊張が強いられる事を私は知っている。だから隣りにつきそって、数値や計算やデータなど、すぐに出して力になれるように、場合によっては飲み物など出してリフレッシュできるようにつきそうつもりだった。
ところが。あと一人のシートが埋まらない。結局私以外誰も出られないということで、ギリギリでシート入り。夫婦でシンデレラボックスに入るというあり得ない状況に。2台並んだパソコンの前で、二人肩を並べて目を血走らせての参加となりました。こうなったらもう相手のヘルプする余裕など皆無。隣室から子供に「おかあさーん」と呼ばれても二人して「今忙しいのっ!」「今日は無理っ!」と叫び返す始末。
結果を言ってしまえば、この作戦、戦略的大敗となりました。自分なりに精一杯やったものの、初手でわたわたして対応できなかったミスを取り戻すことができず。悔いの残る戦いとなりました。
私がシンデレラボックスで注意すべきだった事として、以下の反省点があります。
1.シンデレラボックスはRP会場とは違う
突然呼び出され、特に説明もないままの参加となり、シンデレラボックスに呼ばれた者が何をすればいいか、ほとんど判っていませんでした。とりあえず「ロールプレイで間を持たせる」「時間稼ぎする」という事らしいので、ただただ参戦者として『がんばって戦っているロール』をしていたのですが、後から気づきました。
シンデレラボックスは、ロールプレイ会場とは違うのです。ただ言いたいことを言っていればいい場所ではない。指揮官さん達がゲームを進める中、何も決定する立場にはないが、ゲーム参加者の一人として最大限、情報を得たり事態を動かす努力が必要でした。『自己表現のためのロールプレイ』ではなく、『勝つ手段としてのロールプレイ』をすべきでした。
2.ACEの活用する
これは本当にマヌケなのですが。確かに参加者リストには我が国のACEエステルが登録されていたのですが、彼女が一緒にいるという意識が皆無でした。エステルが話し始めて「いたんだ!」と気づく始末。
この戦闘は宇宙から来た敵との戦闘で、エステルは宇宙戦のエキスパートです。最初から彼女に意見を求めていれば、もっと展開は違ったかもしれません。
今年の元旦のNWCで、芝村さんは『起伏が多い地上戦では源は評価値をはるかに超えて有用になる』その理由は『単独戦闘能力より、他の仲間や部隊が健司のアドバイスを聴くメリットがある』と話しておられました。この時の戦闘は、まさにエステルのアドバイスが最大の戦力として活かされる場面でした。シンデレラボックスの者こそ、それを導き出す立場にありました。
3.藩国の仲間のフォロー
上記のようなことすら思いつけないほど、シンデレラボックスにいる人はグルグルします。仲間達からのアドバイスが切実に欲しくなります。しかしログの切り出しはリアルタイムではありません。切り出しを他の人が読んだ時には、既にアドバイスをもらっても手遅れだったりします。藩国の仲間達にはメッセに集まっておいてもらって、自分でログ切り出しをするか、できれば裏で集まっているスタッフの中で、自国の人に切り出しをしてもらうかして、できるだけリアルタイムでアドバイスをもらえる環境を作っておければいいと思います。
シンデレラボックスに入った人が素晴らしい働きを期待されるわけでは無いと思います。むしろ腕の無い人でもゲームに参加する機会を得られる場であるからこそ、「シンデレラ」というはずです。しかし、参加するからには、ベストは無理でもベターな、後悔しないプレイをしたいと思うものです。
新アイドレスのシステムは不明ですが、私の経験が少しでも今後同じような立場に立った人に役に立てるといいと思います。